画用紙と和紙で手づくり衿芯工作

手作りきもの小物

今回は100円ショップの画用紙と和紙で衿芯を作ります。着物で出かける機会もなく、こういうときに着物小物づくりやメンテナンスをしておくと便利。

プラスチック衿芯のデメリット

「えり芯」は、長襦袢の「半衿」に差し込み、衿をきれいに安定させる役割をもつ着物小物です。衿芯が決まった着つけは、後姿が綺麗に抜けて、形が整っているだけで美しく見えます。

えり芯はプラスチック製で、メッシュになったものが多いのですが、これが私には合わなくて。
硬いプラスチックのものを使うと、後ろ衿は形が決まっていいのですが、前の衿がゴワゴワした印象になります。

おまけに、プラスチック衿が長時間鎖骨に当たると結構痛い

そんな時、着付け教室の先生から「障子紙を折って使えばえり芯変わりになる」と教えていただきました。

障子紙バージョン

そんなわけで、さっそく100円ショップで障子紙で折り紙の衿芯を作ってみました。そうの結果、今まで使ったどの衿芯よりも使いやすい!
若干の調整は必要なのですが、前の衿が体になじんで、いままでバランスが悪かった部分も安定しました。

画用紙+和紙バージョン

障子紙の衿芯は体になじみやすいのですが、すぐクタクタになってしまうのが難点でした。

そこで、和紙のに「芯」になるものを加えたらいいのでは…?と思い立ち、これまた100円ショップの画用紙を折りたたんで和紙に包んでみ見たところ…( ・∀・)イイ!!

衿芯用の画用紙を折ったところ
折った衿芯用の画用紙に和紙を巻いたところ
紙製の衿芯完成

手作り衿芯の作り方

100円ショップの半紙と画用紙を使います。

① .画用紙を横半分に折る

② .そこからさらに三つ折りもする

③.三つ折りにした画用紙を張り合わせる

④.画用紙の上から半紙を巻く

⑤ .少し曲げてカーブを付ける

⑥ .完成。端の部分を丸くカットすると衿にを入れやすくなります

浴衣の衿を整えたいなど、カジュアルな着物のに使っています。

柔らかいので鎖骨に当てても痛くなく、水分を含むと柔らかくなって肌に馴染みます。

ちょっとした手間で作れるので便利です。

衿芯をつくる時間がないときは

手作りの衿芯は、何度も使うとどうしても形が崩れてきてしまいます。それなら、作り直せばいいのですが、最近は忙しくてなかなか手作りの時間がありません。

そんなときは、やはりプロの商品に助けていただきます。「好リンズ麻柄」という衿芯、は柔らかくて丈夫。そのため、衿元がきれいにきまりますし、麻の葉模様がおしゃれ。

見えない部分ではありますが、着付けの時に気持ちが上がります。

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