前回、着なくなった着物の買取サイト体験をご紹介しましたが、今回は買取ではなく、着物を寄付する方法についてです。値段がつかない着物でもNPO団体などで引取・再利用してくれています。
着物の寄付・引取先
NPO団体や学校などでは、着物の引取を行っています。着物買取と違って送料はかかります。
しかし、値段のつかない着物でも引き取ってくれるほか、着物以外に洋服や日用雑貨などの寄付も受付けているところもあります。
また、劇団の時代劇衣装として着物を引き取ってくれる場合もあるそうですので、今後調べていこうと思います。
着物譲渡会
着物は着ないけれども、捨てるのはもったいない人や、着物を初めたい人に向けた譲渡会があります。譲渡会では、自分の使わなくなった着物を譲ることで有効活用してもらえます。
持ち込みができない場合は郵送も受け付けているそうです。
認定NPO法人WE21ジャパン
アジアを中心とした世界各国への協力を行うNPO団体。寄付された品物は団体の運営するショップで販売します。
寄付の方法
- WE21ジャパンエコものセンターに持ち込む
- ダンボールに詰めて送る
注意点
- 和服は絹物であれば多少シミがあっても可能
- 毎週水曜日午前着の指定で送る(別途送料がかかる)
アリアーレビューティー専門学校(愛知県)
こちらの美容系専門学校では、留学生向けの着付け文化体験用に、着物の寄付を募っています。
寄付の方法
持ち込みはもちろん、出張引き取りもあり。詳しくはお問い合わせください。
NPO法人グッドライフ(大阪府)
料金(寄付含む)
- 3辺合計120cm以内…2,100円
- 3辺合計160cm以内…2,600円
重さ
- 一箱につき、25kgまで
この金額を高いと思う方もいるでしょうが、NPO法人グッドライフでは送った着物をきちんとリユースをしてくれますし、料金ががワクチン募金にもなります。着物をきちんと処分したい、でも捨てるのには忍びない、社会の役に立ちたいと思っている方にはおすすめです。
そのほか、捨てるにはもったいないけれど、とても高値がつきそうにない…。そんな着なくなった服を捨てずに処分する方法をいくつかまとめました。

ファイバーリサイクルネットワーク(神奈川県)
- 神奈川県内の回収場所に持ち込み
せっかく縁があって手に入れた着物ですし、ただ捨ててしまうのはもったいないことだと思いますので、私はできればお金をかけてでも着物をつぎの人へ渡していきたいと思っています。
寄付受付休止と着物買取サイト
ただ、昨今はコロナ禍のご時世のため、現在は古着の受付をしていない団体もありますので、ご使用の際はホームページをご確認ください。
着物の処分をお急ぎの方は、着物の買取サイトを利用するのもおすすめです。たとえば、私が実際に利用した着物10は、通常の買取店では値段のつかないような着物も引き取ってくれます。
着物10は専用ダンボールつきで送料無料。着なくなった着物が処分ができ、なおかつ、買取のお金が入るので一石二鳥。私も利用しています。
