へちまでつくった帯枕だと、軽くて蒸れない。と、着物友達から聞いたので、調べてみました。すると、どうやら自作でも帯枕がつくれるらしく、試しにやってみました。
サイトの作り方を参考にし、できるだけ簡単にへちまの帯枕を作ってみることに。
へちま帯枕の材料
- へちま(100円ショップのもの)…1個
- 麻タオル(100円ショップのもの)…1枚
- ガーゼ(短めのもの、へちまにかぶせる用)…1枚
- ガーゼ(長めのもの、帯枕を帯につける用)…1枚
- 糸、針、輪ゴム
へちま帯枕の作り方
1.まず、へちまを水につけてやわらかくします。1~2時間くらいつけてまだ固かったらもう少し時間をかけてみてください。
へちまがやわらかくなったら、水からあげて少し乾かします。
2.半乾きくらいになったら、へちまの中の部分を少し切り取ります。乾かしすぎると固くて切りにくくなるので注意。
3.へちまが柔らかいうちに、形を整えます。短いガーゼでくるんでから、両端を押しつぶして形を整え、針と糸でガーゼをザクザク縫い、帯枕の形に整えます。
本物の帯枕を見ながらつくるとわかりやすいです。 他の作り方ではタコ糸で形を整えるとあったのですが、グルグル巻きにするのが案外めんどくさく、輪ゴムで代用。こちらのほうが簡単です。
4.帯枕の形を整えたら、麻タオルを短めに切って、へちま帯枕をくるみ、その上からかぶせて裏側を縫います。
これは偶然の発見なのですが、麻タオルの両脇をギュッと結ぶことで、自然な丸みがつきました。このまま乾かして、乾いたら長めのガーゼでくるんで出来上がり。
このようにして、100円ショップ等で材料費500円ほどでできました。市販で買うと3,000円以上しますので、手作り好きな方、少しでも費用を抑えたい方には手作りへちま帯枕、オススメです。
手作りへちま帯枕の使用感
メリット
へちま帯枕完成後、何度か使用してみました。感想としては、
- とにかく軽い
- 蒸れない
普通の帯枕だと帯を含めた背中の重量が重く感じるのですが、ヘチマだと軽くて楽です。蒸れも少なくて快適です。
デメリット
- 小さい…帯結びの形に少し影響あり
- 固い…少し圧迫感あり
100円ショップのヘチマでは横幅が小さいので、帯結びの形がすこし曲線的になります。
このように手作りした帯枕、普段使いにはいいのですが、フォーマルのときは市販のものがいいかもしれません。また、100円ショップのへちまは固くて、長時間つけているとちょっと疲れます。
へちま帯枕、つくるのがめんどくさい、時間がない、という方は…
へちま帯枕、市販のものが売られています。オンラインショップではへちまの帯板、帯枕があり、どちらも3,000~4,000円前後です。
また、着物雑誌七緒のオンラインショップでは、自分で長さを調節できる手づくりへちま帯枕キットが売られていて、こちらは2,000円程度です。