着物の静電気でお悩みの方へ 私が試して効果のあった静電気防止対策三つ

着物でおでかけ

みなさん、着物を着ると静電気に悩まされていませんか?

私は毎年冬になると静電気に悩まされています。

私はもともと静電気持ちなので、着物を着ると毎回必ず静電気が発生し、バチバチという痛みを何度も経験してきました。

着物で静電気対策イメージ
着物の素材の重ね方によって、静電気が発生します。

着物での静電気トラブルとその対策

着物姿でうっかり金属を触ってしまい、痛い思いをします。さらには裾が巻き付いて歩けないといった現象に…。どうも、洋服の時よりも重ね着をする着物の方が静電気が強いような気がします。

なんとか対策をしようと、着物関連サイトや動画を検索してみたことろ、

「ポリエステル素材は避けましょう。」「下着は木綿がいいでしょう。」など、素材のことばかり。

ちがう、ちがう、そうじゃそうじゃない~♪素材じゃなくて、着物での静電気対策が知りたいんですよ…!

どんなに工夫したって物理的に布地を重ね着する着物は、静電気は起こるんですよ。それに、静電気を抑えられたとしても、好きなアレンジで着物を着られなければ本末転倒じゃないですか。

そんなわけで、私が静電気対策として試行錯誤した結果、効果があったのがこの3つでした。

※あくまで個人の感想です

その1 着物を着る前の静電気対策

まずは下準備です。着物を着る前にやっておくと、けっこう静電気が軽減されます。

  • 肌襦袢、長襦袢、化繊の着物の洗濯には柔軟剤を入れる
  • 肌襦袢、長襦袢を着る前に静電気防止スプレーをかける
  • 草履や靴に静電気防止スプレーを吹き付けておく
  • 静電気除去効果のある着物ブラシをかける

静電気防止スプレーは、着物や襦袢だけでなく、靴や草履にも吹きかけておくことで静電気を逃しやすくしてくれるそうです。

そして、着物ブラシや静電気防止スプレーは、着物を脱ぐときにも役立ちます。

着物を脱ぐ時って、まるで接着剤でつけたかのように着物と襦袢がぴったりと密着してしまうのです。それを、ブラシとスプレーで静電気を抑えつつ、少しずつほぐしていきます。

※注意 正絹の着物にスプレーがかかると、シミになるかもしれません。なんにせよ、正絹のような高い着物には直接何かをふきかけるのはおすすめしません。

その2 バチバチ防止の静電気防止対策

静電気を防ぐため、私が普段から使っているのが静電気除去キーホルダーです。

帯飾りに静電気除去グッズをつけておき、こまめに金属部分にあてて静電気を流します。

さらに、シャーっと糸を伸ばして使うリール キーホルダーに合わせて使えば、いつでもどこでも静電気をとることができます。

その3 裾のからまりを取る静電気防止対策

そして、最大の難関なのが裾部分の静電気です。着物は裾よけ→襦袢→着物→羽織・道行→コートと、裾部分は三重(ときには五重)に重ねます。

おまけに寒いときは裾よけの下にはレギンスやステテコもつけます。そのため、裾は静電気で足に絡みつき、歩くのも困難なほどです。

そんな時に見つけたのが、満点スリップたかはしさんの「静電気除去商品パチシャット」でした。
静電気除去商品パチシャットは、きものや襦袢の上からさっとなでると、静電気が緩和されます。

小さいので携帯しやすく、帯の中にいれておけばすぐ使えるので便利です。

まとめ

これまで、いろいろと試してきた結果、私が友好だと感じた着物の静電気対策は…

静電気対策をあわせ技で使う」「こまめに静電気対策を行う」でした。

しかし、しっかり対策してもすべての静電気を防ぐことはできません。静電気は着物にほこりや汚れを付着させるため、冬が終わると着物にうっすら汚れが…。そんなときはシーズンオフに着物をクリーニングに出しておきます。

ネットから注文できる着物クリーニング

着物をクリーニングのアライバさん。こちらはクリーニング以外にも、着物の長期保管をしてくれます。

シーズンオフの着物を洗濯してから預けておけば、着物の収納にも困りません。

着物クリーニングアライバさん体験記