『着物の教科書』は、教科書なのに読んで楽しい!着物好きの方、これから着物を学びたい方にも必見の本です。
着付けからTPOに合わせた着物の選び方、雨や雪の日の外出など、痒いところに手が届く知識が満載。きもの文化検定を主催する、全日本きもの振興会が発行しているため、わかりやすいし勉強にもなります。
季節の着物について
着物警察がよくツッコミを入れるのが「秋に浴衣なんて…」など、季節ごとの決まり事です。しかし、温暖化、猛暑の昨今、まともにルールを守っていたら熱中症になります。
この本では、そうした季節ごとに着物について、どう書かれているかというと…。
フォーマルの席以外であれば、その日の気候にあった着物をえらびましょう
冠婚葬祭のフォーマル着物は、自分のおしゃれではなく、相手のために着るものですから、ここはルールに従います。
よく、振り袖や留め袖がドレス、浴衣がジャージなどに例えられますが、まず、会う人や場所に合わせた着物選びが重要なんですね。
警察に文句を言われたら「きもの振興会の本に書いてありました!」と言ってやりましょう。
個人的にはカジュアルなお出かけなら、秋に浴衣でも全然OKだと思います。さんかく着物のさんかくさんも通年着れる浴衣の本を出してますしね。
これ一冊で、着物のことがだいたいわかる
とにかく、痒いところに手が届く情報が満載。
- 着物を着たの所作やトイレ時の対応
- 雨の日の着物準備とお手入れ
- 着物のレンタル、購入、仕立て情報
- 季節に合わせた柄選びとコーデ例
私が特に勉強になったのは、着物の産地や染めや織の工程について。
着物を着るようになると、先輩方や周囲の人たちが産地や技法について話すのが「まったくわからない…!」という経験があったので、織や染めの知識はある程度合ったほうがいいと思います。(呉服屋に舐められないためにも)
真綿って実は木綿じゃなくて絹なんですね。知らなかった…。その真綿からつくられるのがカジュアル着物の最高峰である紬。
絹糸を先に染めてから織るのが御召。フォーマルの振り袖や留め袖は先に仕立ててから染める。
着物ごとに工程が違うのを知るのも楽しいです。
