『爛漫ドレスコードレス4』佐悠

きもの本感想

着物まんが『爛漫ドレスコードレス4』、今回は着付け教室体験!果たして撫子は、正統派の着付けができるようになるのか…?

着付け教室体験

前回、実家で着物を見つけた撫子。ばあちゃんに着せてあげるため、お太鼓結びを学ぶべく着付け教室体験へ。一方、友人の響は撫子が着付け教室でつらい思いをするのでは…と心配で仕方がない。

いろいろな着付け教室を試した撫子の結論は…?

正しい着付けって一つじゃないの?

着付け教室では、私もひどい目に会いました。恐喝まがいの強引な勧誘、教室独自の(役に立たない)資格試験…。

変な教室に捕まってないかな…?と、私も響さんと同じく心配に。けれど、撫子は転んでもただでは起きません。前回の失敗をふまえつつ、しっかり教室の良し悪しを吟味しています。

私の着付けも教室トラブル体験はこちら→「着付け教室トラブル編2 お試しコースは甘い罠

撫子は着付け教室での体験を、犬養さん(以前高い襦袢を売りつけられて犬猿の仲)に相談すると、「情報のない昔は地域ごとに着付け方も違う」と教えられます。

教室ごとに着付け方も考え方も千差万別。帯結びも前で結んだり、器具を利用したりとさまざま。だからこそ、今は自分のやりたいスタイルを学べばいいんだと思います。

ゴスロリ着物と正統派着物

里見さんの店で会った、ゴスロリアレンジ着物の女の子。彼女は、響さんにスタイルを褒められ「ああいう(正統派)の着物の人ってウチらみたいなのが嫌いだと思ってた」と感想を述べます。

ほんともう、着ないくせに文句だけ言う着物警察が若い子の着物ファッションを邪魔するなって言いたいですよ。

正統派もゴスロリも和洋折衷も、みんな違ってみんないい!みんな好きな風に着たらええんや…。

自分流の着付け

結局、犬養さんの呉服屋で着付けを学ぶことになった撫子。

一部の呉服屋ではサービスの一貫として、お客様向けの着付け教室を開催しています。料金は無料から数千円。リーズナブルに習いたいものを習えるので、私も一時期利用していました。

着付け教室修行編1 まともな教室にたどり着く

響さんの心配をよそに、撫子はお太鼓結びをマスターします。そして、響さんに「私の先生はひとりじゃない」「着物(遊び)責任感を感じなくていいですよ。」と答えます。

そう、ファッションは趣味であり遊び。なので自由に楽しんでほしい。

もちろん着物はTPOにあわせるのも必要ですが、そういう時はまた学べばいいんですよね。

爛漫ドレスコードレスシリーズ

『爛漫ドレスコードレス』…着物の魅力に目覚めたり、呉服屋に高いものを売りつけられたり

・『爛漫ドレスコードレス2』…着物で推し活をしたり、骨董市に行ったり、ルールに悩んだり

・『爛漫ドレスコードレス3』…チンアナゴ帯で水族館、実家に眠るあちゃんの着物など

・『爛漫ドレスコードレス4』…着付け教室体験と、正しい着付けやゴスロリ着物など