「京都きものパスポート」をご存知でしょうか?毎年発行される京都きものパスポートは、着物での京都散策をお得に楽しめるサービスです。
更新は1年ごとなので、常に新しいサービスを利用することができますし、スマホと紙の両方で利用できます。今回は2018年に京都きものパスポートで体験したアレコレを書きました。
京都きものパスポートの使い方とメリット

使い方
- 京都パスポートを用意する(アプリ、PDF、冊子)
- 着物を着る
- お店や施設できものバスポートを提示する
- 割引や記念品などのサービスがうけられる
たったこれだけ。着物を持っていなくても、着物レンタルショップでパスポートを提示すれば着付けやレンタルが割引になるお店もありますよ。
また、「着くずれレスキュー」という無料で着物の着くずれを直してくれるサービスもあるので、安心してきもので京都の街歩きをたのしむことができます。
京都きものパスポートのデメリット
私が京都きものパスポートを使用したのは2018年でした。この時はアプリと紙の冊子がメインでしたが、冊子は配布場所が限られているし、混んでいる配布場所に取りに行くのも一苦労。
アプリは重くてなかなか接続できず、肝心のときにパスポートが表示できない…なんてことも。
結局、紙のパスポートをなんとか手に入れて、京都散策を行いましたが、いろいろとトラブルにみまわれました。
紙とアプリでサービスが違う
私が使ったときは、サービスや紙とアプリで違い、現場の人もパスポートの扱いがわからないこともありました。
まあ、だからこそリニューアルしているんでしょうけどね…
割引表記が複雑
きものパスポートで便利なのは、レンタル着物と飲食、そしてお土産です。ただし、店によって割引率と、割引商品の提示が異なるので、確認するのも一苦労です。
確認せず、うっかり「これ割引無いんですか?」などと聞こうものなら…
「うっとこは、そういうのやってないんですわ~ww」
お店で「京都のいけず」に会う
はい、でました。京都人の「いけず」。たった2日の滞在で何度も言われました。公共施設のお土産屋さんですら、この返事ですよ。
このあと「巻物のレプリカ(数万円)だけは勉強させてもろてるんですけど~」が続きました。要は「金持ってへんアホな観光客が、小汚い着物で割引しよなんざ、片腹痛いわ」ってことでしょうね。
その後、割引サービスのあるお土産フロアでもいけずに遭遇しました。
一箇所だけ対応していないお店があって、うっかりアプリを見せたら「うっとこは、そういうのやってないんですわ~ww」って言われました…。
ここまで書いておいてなんですが、京都人の方をディスるつもりは毛頭ありません。
たいていの観光施設では「着物で来ていただいてありがとうございます」と、笑顔で心のこもった対応をしていただきました。(本心かどうかは別として)
ただ、都人に「嗤われる」と、私など東夷(東の野蛮人=関東の人)は、言葉の裏を読んでしまい、萎縮してしまうのです…
そういうわけで、着物パスポートは旅行前に準備しておこう
京都きものパスポートは現在、PDFでの配布や、ホームページのプリントアウトにも対応しているので、旅行の前に用意しておけば時間がかかりません。
しかし、ホームページも混雑時にはアクセスに時間がかかるため、結局きものパスポートのPDFデータをスマホに保存するか、印刷して持ち歩くのが一番確実かもしれません。
そして、あらかじめ、きものパスポートを使いたい場所、割引できる商品を事前に調べておくといいでしょう。そうすれば不用意に「嗤われる」ことはないと思いますので…