着付け教室で恐怖だった他装の授業について。教室のボスとの授業では、何度も泣かされました…。
着付けの授業には、自分で着物を着る「自装」と、他人に着せる「他装」がありました。
二人一組になって他人に着せあうのですが私は、この「他装」が一番嫌いでした。
自装も満足にできないのに、他人に着せるなんてできない…。
しかし、先生は「勉強になるのよ~」と、さっさとカリキュラムを進めていきます。
他装の授業が嫌な理由
他装の時は、二人一組になって相手を着付けるのですが、これが本当に嫌でした。
なんで嫌かというと
1.人に着付ける時、締め付けの加減がわからない
2.そんなにきつく締めては悪いと思うと、ついつい緩みがちになってしまう。
3.自分より身長、体重差がある相手だと、着つけるのが大変
4.めんどくさい女ボスに当たる時がある
女ボスのハラスメント
私は着付け教室の最初、仕事で休みがちだったため、着付け教室の人間関係にも馴染めずませんでした。
なので、他人に着せる他装は、苦痛以外の何物でもありませんでした。
そもそも、私は自分用の着付けができればよかったのです。しかし、先生のゴリ押し営業と、着付けができない不安で、ついつい上のコースを申し込んでしまい、こんな目に…。
今なら、YouTubeでも着付け動画が見れますが、私が着付けを初めた10年前には、まだ着付け動画はなかったのです…。
平日の着付け教室だったので、ほとんどが子育てが一段落した主婦ばかりでした。(若い人もいたけれど、最初のコースで辞めてしまった)
そうなると女同士のコミュニティが形成され、場を仕切るボス的な存在が現れました。
その女ボスは、お家が裕福だったこともあり、最初から教室で幅を利かせていていました。(実際体も大きかった)
彼女は、思ったことをズバズバ言うので、その言動に傷つくことが多々ありました。
恐怖!女ボスとの他装対決
ある日、他装の授業で苦手ボスにあたってしまったのです。
他装の授業では2人で交代に着付けをしますが、体格差があると本当に大変です。ボスは背が高く(幅も大きい)、私は小柄だったため、着物を肩にのせるも、紐を体に回すのにも一苦労でした。
最初は私が着付ける番だったのですが、ただでさえ緊張しているところ
「違う違う!そうじゃないでしょ!その結び方じゃないでしょ!」と、
たたみかけるように私を叱責するのです。
怒られて焦ってしまった私が、あわててやり直そうとしたら…
「それじゃ私の着付けの時間なくなっちゃうじゃない!もういいから交代して!」と、また怒号が…。
先生でもない人に、何故ここまで言われなきゃならないのか…と、
ものすごく悔しい思いをしました。
人数が多いため、先生もこちらに手が回らず、私は悔しい思いをしながら他装の授業を受けました。
しかし、ボスがものすごく着付けができるかというと、案外そうでもないのです。結構失敗をしていましたから。
そのため、私はわざと彼女の間違いを指摘せず、先生が直しに来るまで、そのままにしておきました。
またキレられても嫌でしたし、きっと彼女は間違っていても、私の意見に従わないでしょうから…。
まとめ
すべての着付け教室がカーストのような人間関係があるとは思いません。もちろん、いい人間関係と講師のいる着付け教室もあるでしょう。
けれども、女性だらけの着付け教室は時に、恐怖のカーストが生まれますのでご注意を…。
それにしても、あと数年待てば、七緒の着付けブックや、YouTubeの着付け動画で、面倒な人間関係もなく着付けを勉強できたかと思うと、残念でなりません。