まさか、仕事や家庭以外で悔し涙を流すことになるとは、それもお金を払っている習い事で…。
着付け教室を続けるにあたり、先生たちに半ば強引に説得され、結局、次のコースを中途半端な期間から始めることになりました。
先生からは「フォローもするし、すぐに追いつくから!」と言われたのですが…
お試しコース(ここで基本を学ぶ)をほとんど出ていなかった私にはちんぷんかんぷん。おまけに、ずっと仕事も忙しく、他の時間で着付けの勉強してくるのも難しかったのです。
先生方も、他の生徒さんもいるので、なかなか私ひとりに構っていられず、授業はどんどん進むし、どんどん取り残されていきました。
突然キレる先生に、思わず悔し涙
そんなある日のことです。着物の着付けは、「右手にヒモをもって、左手で抑えて…」など、手の感覚が重要です。
慣れていなかったり、焦っているときは、右手と左手がごっちゃになってしまうこともしばしば。(今でも難しい帯結びではごっちゃになります…)
そんなとき、先生のひとりが、私の出来なさ加減に業を煮やして「こっちじゃないでしょ!こう!」と半ばキレ気味に言われ、自分でもできなくてイライラしているところへ、教えてくれるはずの先生にも畳みかけられ、とうとう、耐えきれず泣いてしまいました。
たしかに、できない私が悪いけれども、こんなふうに頭ごなしに叱られたらビビってできるものもできなくなってしまいます。
それでも着物を着たい
なんでこんなつらい思いして、お金払って着付けやらなきゃいけないんだよー!と、何度悔し涙を流したことか…。
何度も辞めてやる!と思いましたが、他の先生が優しくしてくれたり、事務員の方が話しかけてくださったお陰で、なんとか続けることができました。(まあ、この優しさも裏があったのですが…)
でも、一番の理由は、「ちゃんと自分で着物を着れるようになりたい。」という気持ちでした。
しかし、着付け教室では、さらなる問題が…