着付け教室トラブル編4 恐怖!教室の人間関係

着付け教室体験

先生たちのフォローのお陰で、なんとか着付け教室を続けることになった私。

下手くそながらも、着付けや着物について自分でも少しずつ勉強する意欲もわいてきました。

しかし、めんどくさいのが着付け教室の人間関係。

当時、仕事が平日に休みのあるシフトだったため、「空いているだろう」と単純な考えで平日昼間の着付け教室に入ったのですが、そこにはママ友のめんどくさーい人間関係があったのです。

着付け教室の人間関係

ママ友ボスの支配

女性が一定の数集まると、かならず起こるマウント取り。それは、着付け教室でも当然起こりました。

そこでは「仕切るの大好き!私についてきて!」といった感じの、大柄で、中小企業の社長夫人という女性、グループを仕切りはじめました。

わたしは、仕事が忙しくて最初の頃は教室に通う時間が短かったため、グループが出来上がるころにはすっかり蚊帳の外に。

でも、あまり個人情報を聞かれるのが嫌だし、人見知りだったので、無理に仲良くする必要はないかな、と、思っていたのですが…

あるときのこと。私が教室で着つけた着物で外出すると言ったら、ママ友ボスが「その着物と帯おかしいよ、私の貸してあげるから!」と、言ってきたのです。
親切心からかもしれませんが、あまりいい気はしませんでした。

私が着付け教室に持っていくのは、身内から譲り受けた着物です。
それを面と向かって「おかしい」と言われるのは、なんだか身内を馬鹿にされているようでした。

コーディネートにしても、先生に確認を取ったら「別に問題はない」と言われたのです。

この、おせっかいで仕切りたがりなママ友ボスは、このあと恐怖の他装(他人に着つけること)でも大変なことに…。

勧誘とセクハラ(?)の補習授業

着付けは二人一組で着付ける「他装」だと、かなり密着して行わなければなりません。

それは、人見知りで他人との接触を苦手とする私にはつらい授業でした。

しかし、それはまだよかったのです。大勢の人が教室内にいましたから。

あるとき、授業に出られなかった分を先生が補習をしてくださることになりました。レッスン後、教室には私と先生ふたりきりで教えてもらい、ありがたかったのですが…。

しかし、補修の間、先生は高い着物や襦袢を買うように強引にすすめてくるのです。

漫画『爛漫着物コードレス』でも、主人公が呉服店で高い着物を勧められるシーンがありました。

高い着物や襦袢は、意見に押し切られて買うと、後で後悔しますよね…。

先生は「高くていいものは長持ちするから」「私が間に入れば安くなるから」と、講義中も勧誘をしてきました。

そのときは本当に持ち合わせがなかったのでお断りしました。

しかし、その後レッスンを終えて帰ろうとすると、ものすごい至近距離で私の頬を触ってきたのです…これには思わずゾッとしました。

今となっては、その先生がどういうつもりで触ってきたのかわかりません。親切で補習をしていただいたのに、こんなことを書くのは申し訳ないとも思います。

けれど、生徒の顔や体を、同意もなく触るという行為に耐えられませんでした

けれど強引な勧誘とセクハラ(?)もあり、それ以来、マンツーマンの補習はお断りすることにしました…。