着物の着付けや帯結を結ぶ時、焦って紐を持つと、左右の長さがずれてしまい、うまく結べないことってありますよね。(私はしょっちゅうです…)
時間がない時ほどあせってしまい、紐の結び方もいい加減になります。そのため、着付けがうまくいかないことも…。
そんな時、着付けの先生から「腰ひもの中心に刺しゅうで印をつけておくとよい」と教わり、手持ちの紐に刺しゅうをしてみました。その結果…
紐の中心がわかると、めちゃくちゃ便利!
ひもの中心に刺しゅうをしておくと、めちゃくちゃ便利になりました!
手で触るだけで紐の中心がわかるので、そこを起点にすれば、左右の長さが揃い、しっかり結べるのです。後ろで結ぶ帯結びの場合も、中心部分をもって前に沿わせれば結びやすい!
ちなみに、紐を前で結ぶときは、結んだ後に、写真のように中心から少しずらした位置に結び目をもってくると、帯締めをつける時にじゃまになりません。
刺しゅうは玉止め3回でOK!
刺しゅうといっても、難しいものではなく、普通の縫い物で使う「玉止め」で充分。紐の中心点に、刺しゅう糸で玉止めを3回ほど行えばOKです。
刺しゅう糸も刺しゅう針も、100円ショップに売っているものを使えば、お金もあまりかかりません。
中心点を決めれば、紐が結びやすくなりますし、着付け教室で「どれが自分の紐だかわからなくなった…」というトラブルも避けられます。
また、市販の紐に刺しゅうをすることで、自分の好みにカスタマイズするのも楽しいです。
着物小物のアレンジは楽しい!
ここでは、腰ひもに刺しゅうをご紹介しました。こうして着物小物にアレンジすると、愛着もわきますし、何より楽しいです。
腰ひもを短くアレンジ
私はお太鼓結び用に、腰ひもを少し短くしたオリジナルの結び紐をつくりました。通常の腰ひもだと、帯を結ぶ時に紐が長すぎるので結びづらいし、始末が大変なのです。
(長い腰ひもだと、帯の前がごちゃごちゃになりがち…)
半襟をアレンジ
半襟は布が少し(幅15センチほど)あればできるので、リボンやレース、端切れなどで自分好みの半襟を作ることができます。
まとめ
ほかにも、着付け小物をな刺しゅうでアレンジすることで、こんなメリットがあります。
- 着付けや帯結びの時、紐が使いやすくなる
- 自分のものだとすぐにわかる(着付け教室で見つけやすい)
- 市販品を自分好みに変えるのが楽しい
こうしてお金をかけなくても、小物にひと手間加えると着物ライフが楽しくなりますよ。