着付け教室トラブル編 外伝 恐怖!ローン勧誘・地獄の展示会

着付け教室体験

着付け教室で勧められた着物展示会は、気の弱い私にとって地獄でした。

私が覗いた着物関係のSNSでは、販売展示会での強引な勧誘について書かれていていました。

そういえば私も、恐怖の着付け教室の時に行った展示会、販売員が強引に売りつけようとしていたなあ…という思い出が蘇りました。

私が行っていた恐怖の着付け教室の体験はこちら

「見るだけ」のはずが…恐怖の販売展示会

大手の着付け教室だと、提携の呉服屋から生徒に高額な着物を買わせることもあるようです。

しかし、たとえ強引な着物販売がなくても、着付け教室の先生から展示会に誘われることも…。

教室では売らないが、展示会で売りつける

着付け教室のコース中、2回くらい「展示会」と称する即売会に連れていかれました。
いい着物をみるのも勉強のうち」という名目なのですが、これが断れない雰囲気なんです。

そして、「おみやげがでるから」「人数集まらないと困る」などと言われ、仕方なく参加することに。

最初は着物について右も左も分からないので(今もですが)、たしかに勉強になるかも、と思い参加しましたが…。

恐怖の販売・ローン勧誘

会場では畳敷きのスペースがフロア一体に広がっていました。細かく仕切られたブロックでは、メーカーごとに着物のブースが設けられています。

それらのブースを見て回りましたが、値段はやはり高めで反物は数万円から、高いもので数十万、中には数百万単位の作家物まで取り揃えられていました。

そのうち先生たちから「好みの反物をあわせてもらったら?」と言われたので、そのとおりに販売員さんにお願いしました。

普通、着物は反物で買ってから仕立てるものです。そのため展示会のフィッティングは反物を着物状に折り、帯を仮につけます。着物は一枚布でできているから折り方しだいで着物風に仕上がりをイメージできます。

そんなプロのワザに感心していると、販売員が売り攻勢をかけてきました。

こんなに安いのは今ここだけ」だの「ローンを組めば月々いくらですみます!」などの強引な勧誘が始まったので、うっかりローンの計算をし始めました。

しかし、ちょっと待て。以前洋服を買った時、3万のリボ払いが1年経っても終わらなかった…。リボとローンはいつまでも支払いが終わらない無限ループ借金だ、手を出すな!と、心の中で思い返し、なんとか販売員を振り切り、先生方のもとへ…。

着付け教室の先生もグルだった

販売員の強引な営業に疲れた私は、先生方に断って帰ろうしました。

ところが先生「まだいいじゃないの、お菓子もあるわよ♪」と、しきりに引き留めようとします。あとから考えると先生方もグルだったらしいのです。どうやら、連れて行く生徒のノルマみたいなものがあったんですね。着物関係の友達から教えてもらいました。

おそらく、展示会で着付け教室の生徒が高い着物を買えば、先生方もにマージンが入ったんでしょうね。

だから、「用事があるので帰ります。」といっても、「もう少し見てらっしゃいよ。」などと引き止めたんですね。

それから何度も何度も展示会に誘われましたが、用事や仕事を理由に全て断りました。

いくら好みの着物でも、無理をして買ったら絶対に楽しめないし、後悔します。買い手を傷つけても「何が何でも売りつけろ」いう販売員と着付け教室の講師。

さながらそれは、遣り手婆と女衒のようでありました。

こんな売り方をしたら、着物好きが着物を敬遠してしまいます。けれども、一部の販売員、着付け教室は自分たちの利益しか考えられない売り方をする。そうやって、どんどん着物ユーザーを追い込んでいくんですよね。

もし、販売員の口車でローンで購入してしまったら、消費者センターなど公的機関に相談しましょう。

それと、契約とお金の基本ルールをもう一度勉強した方がいいかもしれません。