襦袢Tシャツで着付けが楽に

着物いろいろ雑記

半襦袢風のTシャツ「ふぁんじゅ」。半衿がついているので襦袢かわりに使えば着付けが楽になります。他にも、洋服とのコーデも可能。一枚あると便利な着物下着です。

着付けが楽になる襦袢Tシャツ

着付けには、いくつもの下着や小物が必要です。長襦袢、さらにその下には肌襦袢も着るので、着物と合わせると3枚、通常の下着も入れたら4枚も重ねることになるのです。

この重ね着、暑い季節には正直きつい…

着付け用具一式
着付けに必要なもの

しかしこの「ふぁんじゅ」を着れば、着物用下着はこれ一枚でOK。他にも、襦袢用の伊達締めや腰紐、コーリンベルトなども省略できるのがうれしいです。

もともと、こうした半衿つきのTシャツは、男性用の襦袢として販売されていました。しかし、今まで女性用の簡略化した襦袢Tシャツって無かったのです。

それがようやく「ふぁんじゅ」の登場で、着付けがぐっと楽になりました。

襦袢Tシャツ「ふぁんじゅ」の使い方

ふぁんじゅは、衿の部分に着付けで使う衿芯を入れて使います。

半襟Tシャツに衿芯を入れる

衿部分に衿芯を入れている状態。通常の襦袢よりも衿をいれる部分の幅が狭いので、少しずつ入れ込んでいきます。

今回、使用したのは、なごみやの衿芯なのです。少し幅広なので、もう少し幅が狭い衿芯の方が入れやすそうです。

衿芯を入れた状態。私は、衿芯が余って出てしまうのが嫌だったので、衿の長さにカットしています。

着物の下に着るだけなら、カットせずに使うこともできます。

半衿Tシャツに衿芯を入れる
衿芯の余分をカット

洋服とあわせたコーディネート

「ふぁんじゅ」は襦袢の代用として使う以外にも、洋服とあわせたコーディネートもできます。

半衿Tシャツコーデ
半衿Tシャツコーデ

写真では衿芯をカットした状態で、ジャケットを重ねています。半衿Tシャツ一枚だけだと、少し透け感が気になりますが、アウターと合わせることで、着物風のコーディネートも可能です。

衿部分が少し浮いてしまうので、ブローチなどをつけてもかわいいかもしれません。

こんな風にいいことづくめな半襦袢Tシャツふぁんじゅ。着付け小物を簡略化できるので、着物でのおでかけに一枚持っていけば、荷物も少なくてすみますね。