女の年齢は、後ろ姿にでる

着物いろいろ雑記

着物の後ろ姿
美しい後ろ姿

女の年齢は、後ろ姿にでる。」は、着付けの先生に教えていただいた格言(?)です。

ある大女優のエピソード

小津安二郎の『東京物語』などに出演した大女優・東山千栄子さんが、スタッフと歩いていて階段にさしかかった時のこと。
スタッフは大女優を先に登るよう促したが、彼女は「(年をとった)後ろ姿をみられるのが恥ずかしい」といい、後ろから登ったそうです。

しかし、常に見られる立場の大女優、おまけに東山千栄子さんはセレブのお嬢様育ちで、一般の人よりは立ち振る舞いは優雅なはず…。

そんな方でも自分の後ろ姿が気になるのか…と思いましたが、そういう方だからこそ、自分の姿を客観的に見えたのかもしれません。

ちなみに東山千栄子さんは、もともとセレブのお嬢様で、結婚後に芝居と出会い、女優になったのだけれど、女優になる条件として旦那さんが出したのは「金をもらうな」だったそうな。職業としてではないなら許す。ということらしいです。

着物はもともと、後ろ姿が美しく見える衣装です。浮世絵や日本画でも、美しい女性の後ろ姿が描かれてきました。

そんな着物の後ろ姿も、姿勢がわるかったり、年を取って背が丸みを帯びてくると、どうしても着物のラインが崩れてしまいます

普段はあまり後ろ姿に注意を払わない私ですが、年齢が出ないように、これからは姿勢や後ろ姿にも注意していこうと思います。

後ろ姿がきれいな人は、着付けもすてきですから。